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中国の科学者、希少チョウの水飲みの撮影に成功(新华社20180901)

【新華社成都9月1日】中国四川省成都市崇州(すうしゅう)市九竜溝(きゅうりゅうこう)の標高1300メートルの山頂で8月30日、成都華希昆虫博物館のスタッフが偶然、アオスジアゲハ属に分類される希少なチョウ、リーチタイマイの群れを写真と映像に収めた。リーチタイマイ20匹余りが群れている様子が写っており、口吻(こうふん)を伸ばして地面で水を吸いながら、尿を排出しているのが分かる。
 同博物館の趙力(ちょう・りき)館長によると、チョウが群がって水を飲むのは岩石中の岩塩を摂取するためであり、ポンプのように大量に水を吸った後、水分のみを排出しているのだという。
 趙氏の説明では「中国珍稀昆虫図鑑」(中国林業出版社出版)にも収録されているこの希少種は、国家二級保護植物のチュウゴク・ユリノキ(Liriodendron chinense)やカラホオ(Magnolia officinalis Rehd. et Wils.)を餌とする中国の固有種であり、食用する植物が希少であるため、これらのチョウも非常に希少なのだという。
 日本のチョウ類専門家が1990年代に出版した「中国蝶類研究」でも同種の希少性を紹介している。ただ趙氏は、日本の専門家数人が1990年代に四川省を訪れこのチョウを収集したが、残念なことにチョウが活動している姿を写真に収めることはできなかったと指摘。今回撮影されたものが四川地区で同種の活動を撮影した最初の写真と映像になると語った。
 標高落差が6400メートルに達する四川省西部の山岳地帯では、山頂から河谷にかけて亜熱帯から亜寒帯に至る気候の垂直変化が見られる場所もあり、世界でも珍しい生態景観を形成している。昆虫の種類も多種多様であり、多くの希少で奇異な昆虫がこの地で長期にわたり繁殖を続けている。趙氏は、同地区のチョウ類の密度は中国で最も高く、670種余りのチョウが生息していると語り、それはヨーロッパ大陸全体のチョウの種類に相当し、日本の3倍にもなると述べた。(記者/李倩薇)